キキとリクと房総の海と

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2013年 10月 08日

出稼ぎ


うちの学校のワンコたち
2年間の仕事を終えると学生とともにめでたく卒業
だけど
理学療法学科だけは3年制なので
リハビリ犬たちは、1年間長く仕事をしてから家庭に引き取られていく


先月よりパピーが1匹授業デビュー!
このキャバリア
とっても甘えっ子のビビリんぼ君
慣れた相手には従順なイイ子ちゃん
でも
ひとたび見知らぬ人を見かけると
キャンキャン吠えながら震えてしまうんです


私のいる東京校には500人の学生や職員たちがいて
キャバくんが知っている人は
おそらく100人程度


で、キャバくんったら
この100人以外の人間を
10m先からでも判別して反応するんです
まだ5ヶ月のパピーなのに!
学生なんてどの子も同じに見えるのに!
犬の記憶っていったいどうなっているのかしら??





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学生さんが栄養実習で作ってくれたシチューだよ♪






実は、人の記憶に関しても決定論はなく
説がいくつかあるのだけど
次の3つに大きく分類されるのが一般的

①感覚記憶:映像や音などを最大1~2秒ほど記憶
②短期記憶:マジカルナンバー7±2個の情報を短い時間のみ記憶
③長期記憶:忘却しない限り一生保持できる


で、この長期記憶は2つに分けられる
① 言葉で表すことのできる宣言的記憶(あるいは陳述記憶)
② 言葉で表せない非宣言的記憶(非陳述記憶)





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さよちゃん 早くヨシって言ってよ~






で、さらに
長期記憶である宣言的記憶の1つに
『エピソード記憶』というのがある
これは
「最後にご馳走をもらったのは2週間も前のことだ!」というもの
つまり
特定の時間的・空間的文脈(いつ・どこで)のなかに
位置づけることのできる出来事(エピソード)に関する記憶のこと


犬を始め、人間以外の動物には
このエピソード記憶はないものとされてきた
というのも
言語以外の行動で意識体験を示す証拠が存在しないから





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そういえば、今日リクは房総に帰るんだよ!






犬には『過去』も『未来』もなく
『今』という瞬間に生きているのだと


そりゃーそうよね
いちいち過去の失敗にクヨクヨしたり…
未来を悲観し悩んだり…
そんなの人間ぐらいなものよね





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リクは、明日から房総でおばさんが作ったものを売り歩くんだよ!






じゃあ~
犬がトレーニングにより物事を覚えているのは?
これは
非宣言的記憶の一つである手続き記憶によるものだというのが有力説
いわゆる「体が覚えている」記憶


たとえば自転車の乗り方や泳ぎ方などは
何十年もやらなかったとしても忘れないもの


犬も同様
飼い主が帰宅して鞄を置く
⇒散歩に行く
⇒帰ってきてお風呂場に行って足を洗う
⇒ゴハンの時間~♪
なんてのも手続き記憶


ゴハンの時間を覚えているのは体内時計によるもの
とも言われている





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えー房総でも働くの?? 
『働かざるもの喰うべからず!』ですから~






でも最近の研究では
動物たちも時間記憶を持つのではないか
…と言われ始めているんです
人間とは違った方法で
ただし、これは過去の経験のみ
未来については概念がないんだとか


あーだからか!
後先のことも考えず
あればあっただけご飯を食べつくしてしまうのは!
後で、お腹が空いたら食べよう♪
なんて考えたことないでしょ?! リク!





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母『さよちゃんにバイバイしないの?』
リク『房総♪ 房総♪』






海外出張が決まり
房総に帰っていってしまったリク
ルンルンで車に乗り込み
何度呼んでも振り返らずに…





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あっ? さよちゃん、そこにいたの?






『今が楽しければ一番♪』
やっぱりリクには
エピソード記憶なんてものはないようです!
それとも
東京の生活がそんなに嫌なのかー?!



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by selene555 | 2013-10-08 20:37


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