怒涛の10連勤を終えてホッと一息と思っていたら
もう月曜日!
寒い寒いと思っていたら
もう2月!
じきに3年生もリハビリ犬も卒業を迎える
公園の梅も♪
先週は予定外の仕事がドドーンと突然舞い込んできて
急遽予定外の授業をさせられることになりました
もうすぐ社会人になる3年生に向けて
テーマは『サナトロジー:死生学』
生きている限り避けて通れない道
こちらの方も相当お疲れ??
核家族化が進んできている上に
自宅で『死ぬ』という事がなくなった現代
“死”への通過儀礼が断絶されてきている
今時の子達がどんな風に“死”を捉えているかは
私にとっても興味深いこと
さよちゃん…いつになったら帰れるの?
サナトロジーといったら
エリザベス・キューブラー・ロス医師である
死の受容プロセスを提唱したホスピス運動の先駆者でもあり
一人の死にゆく人間としての姿を私たちに見せてくれた女性である
本日のテーマは玉乗り
彼女の著作は
学術的に難しく書かれたものでは決してないので
ぜひぜひ皆さんにも読んで欲しいのですが
とりあえず
学生にはキューブラー・ロスが亡くなった時に作られた
NHKの特集番組を見ていただくことにしました
…って、私の授業資料作りの手抜きですが!
キューブラー・ロス かく死せり
ビデオ鑑賞後は
自分の死生観や身近な死を交えながら
簡単に感想を書いて提出していただいたのですが
これがこれがビックリ!
普段はちょーっぴり授業態度の悪い子の何人かが
とーっても真面目な感想を書いてきてくれたのですよ
『もぉー先生~
あんなビデオ見せないで下さいよぉ~
途中でウルウルしてきちゃったんだからぁ~』
ムフフフ…
なんだかんだ言ってみんな可愛いのだ
そして次は低周波療法の実習
腕がビリビリして気持ち悪いよ~
可愛い教え子ちゃん達の感想を一部ご紹介
『人は愛すること、愛されることを学ばなければいけない』
とキューブラー・ロスは言った
人は皆、それを学び感じるために生まれてくるのだ
だから人は言葉を持ち、自分の気持ちを伝え
相手の気持ちを知ることができる
動物たちが言葉を持たないのは
生まれた時から相手を愛することを知っていて
毎日大切にしながら生きているのだ
・・・そうどこかで聞いたことがある
毎日楽しく生きていない人
愛すること・愛されることを知らない人ほど
自分の死を受け入れられない気持ちが強いと思う
一番難しいのは死の受容
生の段階でどれだけ豊かな人生を送れたかによって
死を受容できるかに差が出ると思う
死の形はそれぞれ
その人、その動物にあった死の形を与えてあげることが何より大切だと思う
愛猫が死んだとき
亡くなる瞬間もまだ心拍が動いているのに
父に「もうダメなんだよ」と言われ
看護師にモニターを消されたことをショックだった
入院させなければヨカッタと後悔した
インターン実習中
動物病院で安楽死をさせる仔の保定・介助をした
薬剤を入れてすぐに
私の腕の中で脱力していき動かなくなったことを思い出した
愛犬が亡くなったとき
病院で人工呼吸をされている姿を見て
『今まで頑張ってきたのに、また頑張らせる必要があるのか』と感じた
私は死を明るいイメージとして捉えたいと思う
でも誰も『死』を知らないので
暗闇や無など恐ろしいものという認識がある
死について考えると
生まれたことさえ後悔する事がある
他人の死に向き合うことは
すごく強い心を持っていないとできないことだと思う
動物病院で立て続けに死を間近で感じた時には
『私はこの仕事に向いていない』と思った
そして医師や看護師に感謝の気持ちを持たなければとも感じた
超音波ゲルでベトベトになったリクちん
学生さんが放課後ボランティアで洗ってくれたよ
みなさんはどんな死生観を持ってらっしゃいますか?
わたしは~
死ねないことの方が恐怖です!
さよちゃんが洗ってくれるより気持ちイイ~♪
最近、1歳になったばかりの黄ラブに
突然ガウられ、ピアス穴を開けられて
かなーり落ち込み気味のリク
大人な黒ラブチームと一緒の時は兄貴顔!
Life Lesson
リクの最後のレッスンはなんだろね?
# by selene555 | 2014-01-27 21:49